結婚式をあげたとき、プロの方にヘアメイクをお願いしました。ドレスを着るとなるとデコルテや首、顔との境目などが不自然にならないように丁寧にメイクしないといけないので、プロの方にお願いしてよかったと思っています。それにふだんはあまり華やかなメイクをしないので、ここぞとばかりにキラキラしたメイクをしてもらえたのも嬉しかったです。ドレスに合ったヘアメイクをしてもらったあとは自分が自分じゃないみたいで、不思議な感覚になりました。やっぱりプロのヘアメイクさんはすごいですね。
もちろん、ヘアメイクさんはブライダル以外でも多くのところで活躍しています。代表的なところでいえばテレビや雑誌、ファッションショーといった現場ではないでしょうか。それぞれの特徴をしっかり見極めて、その人に合ったヘアメイクをしていきます。まゆの形やリップの色など、細かいところが1つ違うだけで人の印象はガラリと変わるもの。求められているイメージに合わせたヘアメイクをしていくのはなかなか難しい仕事でしょう。ですが現場のスタッフや自分、そして何よりメイクをした相手が納得できるような仕上がりになったときの達成感は大きいようです。美に携わりつつ、やりがいも感じられる仕事といっていいのではないでしょうか。
ヘアメイクの仕事に就くための資格や決まったルートは特にありません。ですが、独学で知識やスキルを身につけるのは難しいため、しっかりとした能力をつける目的で学校に通う人が多いようです。ヘアメイクになるための専門学校として有名なのが東京モード学園。CMなどで目にしたことがある人も多いでしょう。他の専門学校よりも長い3年間の学びで、ヘアメイクに欠かせない実践的なスキルが身につきます。
ヘアメイクさんはヘアアレンジやメイクアップの技術はもちろん、場合によってはネイルや衣装、アクセサリーまでトータルに演出することを求められることもあります。そのため、美容師免許やメイクアップ関連の資格だけではなくネイルやファッション、色彩、フェイシャルエステといった資格をあわせて持っている人もたくさんいるようです。美のスペシャリストという言葉がしっくりきますね。
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